傷だらけの侠達のあらすじ
舞台は昭和48年の神戸、山賀組の傘下にあたる浜誠組には、情の向くままに突き進む暴れ兄弟の岡中兄弟がいました。
兄の弘一は弟の隆二と共に、同じ代紋であっても気に食わないと思えば相手を半殺しにする、そんな狂犬でした。
ある日のこと、弟の隆二はシャブに手を出してしまった挙げ句の果てに、同じく山賀組傘下の梅田組の賭場を荒らしてしまいます。
関西に自分の居場所がなくなってしまい、弟のケジメとして堅気になった兄の弘一ですが、二人は傷だらけの任侠としてさまようのでした。
ホンモンの極道になったその意味とは、かつて狂犬だった暴れ兄弟がおとなしく堅気を務めるのか、物語の続きと行く末が終始見逃せないあらすじとなっています。
■傷だらけの侠達 予告
https://youtu.be/t1wvNUFMuIc
キャスト紹介
キャストにはVシネマの代名詞ともいえる小沢仁志、本宮泰風が主役を務めます。
またやHIDEや御木裕、武蔵拳といった存在感のある俳優陣に加えて、Vシネマに欠かせない白竜も登場します。
その他、伊吹剛、岡崎二朗、山本昌平、等出演しています。
ヤクザらしいキャストにどこか懐かしさを感じさせる昭和の舞台、そして暴力という分かりやすさが安定の俳優陣によって紡ぎ出されます。
物語も絵作りも申し分ないキャストですから、安心して最後まで見ることができる作品に仕上がっています。
主役の小沢仁志、本宮泰風は共に出演作品数がVシネマだけでも200本、300本を超えていますから、それだけでも見る価値があると考えられます。
脇役も主役を引き立てたり雰囲気作りに寄与していますし、存在感の部分においては負けていないです。
傷だらけの侠達の見どころ
見どころはやはり喧嘩っ早い弘一と隆二の兄弟で、代紋に関係なく自分が気に入らないと思えば手を出すところです。
案の定、狂犬らしい振る舞いによってトラブルが発生しますが、一度手を出した相手は必ず半殺しにするまで殴る徹底ぶりは流石です。
物語の発端は弟の隆二がシャブに手を染め、山賀組傘下の梅田組の顔に泥を塗ってしまったことです。
ケジメを取った兄の弘一共々関西から居場所を失ってしまうわけですが、その二人がどうやって生きていくのか目が離せないです。
絵になるキャストも魅力的で、タイトル通りの任侠達が画面の中で暴れます。
話の流れにはいつも暴力がついてきますが、人間臭さや人情味を感じさせるやり取りもまた魅力で見どころです。