組織暴力 対 官僚のあらすじ
エリート官僚がインサイダー取引によって有罪となります。
そのバックには義父の政治家と暴力団がついていましたが、それぞれが自分の身を守るために末端を切り捨て始めます。
自分の命も危ない元エリート官僚は、裏切り者となるのを覚悟の上で逃避を試みます。
それから情に厚く信頼できる暴力団の若頭に援助を求めます。
組織の罠に不安を感じつつも慕ってくる元エリート官僚の期待に応え、強面の二人が表と裏の社会を駆け抜ける逃避行です。
ストーリーの序盤では語られない元エリート官僚の目的は、最後に判明します。
実は投獄も脱獄もこの男が描いた青写真通りだったのです。
そして巨大組織と暴力組織の両方を裏切ってしまった男の行く末はどうなるのでしょうか。
■組織暴力 対 官僚 予告
https://youtu.be/xYaTC8XtDGs
キャスト紹介
主演は1962年生まれ東京都出身の小沢仁志です。
高校の2年後に、ドラマの早くで俳優デビューをしました。
1990年頃からはヤクザ映画に出演することが多く、強面俳優の代表格で知られています。
この作品では珍しく官僚役を演じています。
対する暴力団員はプロレスラーの蝶野正洋が務めます。
1963年生まれの蝶野は高校時代は暴走族に所属していました。
高校卒業後にプロレスに興味を持ち、1984年に新日本プロレスに入団しました。
身長186cm、体重100kg超えの巨漢であり、俳優としても存在感を放ちます。
他の出演者としては本宮泰風と桂亜沙美、水谷ケイ、倉見誠、HIDE、木村圭作、野口雅弘、が挙げられます。
本宮泰風は原田龍二の実兄であり、松本明子の夫です。
組織暴力 対 官僚の見どころ
見どころは大柄かつ強面な俳優の迫力ある演技です。
小沢仁志と蝶野正洋、本宮泰風の3人は揃って180cm超えの長身であり、存在感があります。
低めの太い声ながらこもることもなく、よく通ります。
大きい声を出さずとも、背筋が震える雰囲気を出せる点が素晴らしいです。
1時間16分の短い作品ながら、現実的なストーリーが描かれており、組織人の辛さが伝わってきます。
自分勝手な考えから犯罪に手を染めるエリート官僚の弱さや、末端を切り捨てる暴力団組織などのディテールがしっかりと描かれています。
なお蝶野正洋はいつもの髪型とサングラスであり、素のままで出演しているとも言えます。
プロレスファンにとってはその点も見どころでしょう。