激動の疵のあらすじ
激動の疵は名前の通り、荒波のような始まりで物語の幕が開けます。
墨田組の若頭矢代龍二と若頭補佐の崇史は共に、持ち前の度胸と突破力の持ち主で、それを活かして組を支え続けてきました。
時に足手まといになりながらも必死に彼らを追い掛けててきたのが、吉田組の実子の和也です。
3人はいつも一緒に行動していましたが、龍二と崇史が武器確保のため海外渡航していた2年の間に状況は一変するのでした。
墨田組を出て吉田組の組長となった和也は、関西の新興勢力の玉城組に乗せられてしまい、墨田組のシマを荒らし始めることになります。
果たして龍二や崇史と和也の関係は、シマ荒らしのケジメや、そそのかした玉城組の行末はどうなるのか、期待ばかりが膨らむあらすじです。
■激動の疵 予告
キャスト紹介
虎牙光揮や倉見誠にKojiや川村ゆきえといったキャスト陣で、本宮泰風や波岡一喜、堀田眞三、岡崎二朗も物語を盛り上げます。
安定した演技に定評のある俳優揃いですから、最後まで安心して見ることができます。
若頭や若頭補佐と主役は組長クラスではありませんが、しかし組長が主役の作品とは違った味わいが楽しめます。
一歩引いたところで組長や組を支える姿の演技が魅力的ですし、このキャストならではの仕上がりです。
墨田組を飛び出し吉田組組長になった和也の演技も流石で、違う立ち位置になりながらも、固い絆を感じさせます。
監督と脚本はそれぞれ浅生マサヒロと小谷暢亮ですから、バイオレンスありの作品ですし、実力あるキャスト陣の演技に浸れる内容となっています。
激動の疵の見どころ
見どころの1つには、画面越しに感じさせる3人の固い絆と、2年の間に変化した関係性が挙げられます。
また吉田組の組長になった和也と、敵対関係になってしまった龍二、崇史の複雑な心境を見せる演技も見どころです。
関西にあらわれた新興勢力の玉城組も見逃せませんし、組と組との対立が盛り上がります。
激動の疵の名に相応しい展開を見せますから、まさにアウトローで仁義なき戦いの1時間22分が楽しめるでしょう。
作品はバイオレンス要素を含むアクションなので、激しい戦いに手に汗握ります。
シーンごとの空気感やカメラワーク、画作りなども魅力的なので要チェックです。
物語的にはどのように着地するのか予想できない展開が待っているので、終始目を離すことができないです。