欲望の代償のあらすじ
極道が極道として生きられる時代は終焉を迎えるつつある頃、関東侠仁会の会長だった戸越玄一が引退をしようと考えはじめていました。
そこで侠仁会の中でも最大の勢力を誇る戸越組の組長で玄一の実子でもある龍玄と、最も財政力を持つ若獅子会の会長の虎次が跡目候補にあがります。
しかし、極道としての信条や理想が全く異なる二人の対立は深まるばかりで、関東全域を二分する抗争へと発展していきます。
さまざまな葛藤を抱えながらも自身のプライドと率いた舎弟たちの面子を賭けて、壮絶な争いが繰り返されます。
果たして玄一はどのような判断を下すのか、そして天下を獲るのは龍玄か、それとも虎次なのか、血で血を洗う抗争の果てに衝撃の結末が待っています。
■欲望の代償 予告
キャスト紹介
関東侠仁会の会長で引退を示唆し、自身が作り上げてきた組織を次の世代へと引き継ぎたいと考えている戸越玄一を名優の渡辺哲、その実子で侠仁会の最大勢力である戸越組の組長で王道を貫き覇権争いを制しようとする龍玄を小沢仁志、数ある会派の中でも最も財政力がある若獅子会の会長で龍玄と兄弟でもあり、金と頭脳戦で天下を獲らんとする虎次を小沢和義が演じます。
ストーリーの重要な鍵を握る人物をおなじみの永倉大輔が演じ、さらに本宮泰風と勝矢、北代高士のほか上松大輔と言った豪華なキャスト陣が脇を固めます。
そして一ノ瀬ワタルと稲葉凌一に加えてボブ鈴木、さらに宮崎貴久と言った個性的な面々が壮絶な跡目争いに関与してストーリーに重厚さを与えています。
欲望の代償の見どころ
伝統を重んじ力を誇示することが全てだとする龍玄と、金を使って求心力を持つこそが組織を維持できるとした虎次という相反する考えを持つ二人が、引退を表明した玄一の跡目争いが繰り広げられます。
脅しと暴力で威厳を保ちながら勢力の拡大を狙う龍玄に対し、金をばらまき策略と頭脳戦を仕掛けてくる虎次は、全く異なるスタイルでありながらも熱い抗争と駆け引きが見どころです。
その抗争を通じて二人の気持ちに変化があらわれ始め、トップに立つためには何が必要なのか気づき始める心の揺れ動きにも注目です。
激しい争いの末に何が残るのか、天下を獲るのは王道の龍玄か、それとも革新派の虎次なのか、最後の最後まで目が離せないスリリングなストーリーに引き寄せられます。