マッドドッグのあらすじ
マッドドッグは固い絆で結ばれた3人が、抗争を発端に任侠と友情の間で揺れ動く物語です。
地元のヤクザで任龍会組長の息子ジン、漁師の息子テツ、火葬場職員の息子マサの3人は、生い立ちが違っても共に青春を過ごしたヤンチャ仲間です。
固い絆で結ばれていた3人ですが、彼らが海南一家のシマで商売をしてしまったことを切っ掛けに、海南一家と仁龍会との間で抗争が勃発するのでした。
そして組長でジンの父が命を落とす事態に発展します。
ジンは父の仇を討つ為に、自らの足でヤクザの道を歩き始めることになります。
海南一家と仁龍会の抗争の行方はいかに、ジンは父の仇を取ることができるのか。
キャスト紹介
キャストにはVシネマ界を代表する小沢仁志、松田優や永倉大輔に虎牙光揮といった俳優陣が名を連ねます。
またKojiと波岡一喜も物語に不可欠で、作品に魅力や深みを与える存在となっています。
3人の登場人物を中心に物語が展開しますから、キャストはいずれも実力派で存在感も申し分のない俳優揃いです。
脇を固めるキャストも存在感と個性を併せ持っているので、主役とはまた違った形で作品の魅力を引き立てます。
監督と脚本は辻裕之ですから、豊富な実績に基づく安定した完成度の作品に仕上げられています。
キャストはみな絵になる男ばかりですし、物語の流れやセリフ1つ1つ取っても、見事に嵌っていると言えるでしょう。
マッドドッグの見どころ
見どころは任龍会組長の息子ジンと漁師の息子テツ、火葬場職員の息子マサの固い絆と、3人が翻弄される展開です。
それから哀しみを感じさせる宿命や、手に汗握る海南一家と仁龍会の抗争も見どころです。
組長が命を落とし、息子のジンが仇討ちを覚悟するシーンも見逃せませんし、ヤクザの道を歩む姿もまた目が離せないです。
友情とバイオレンスが交錯するアクションVシネマなので、感情が揺さぶられる作品となっています。
小沢仁志ファンなら必見ですし、友情もののVシネマを好む人も見逃すのは勿体ないです。
脚本や物語の運び方が丁寧ですから、盛り上がって最後はスッキリ終わります。
見終わった後に満足感が残るので、興味を持ったら1時間29分どっぷり作品に浸かって損はないはずです。