二代目はニューハーフのあらすじ
一代目のヤクザとなる人物が死を目前としていた時に、二代目は15年も前に勘当し失跡した息子に引き継がせるように遺言を残します。
組員が探したところ、その息子は否定的な態度を取ってきたものの、ニューハーフとしてこれまで生きてきた背景があり、当初は諦めるムードが漂いましたが、後に対立をするヤクザの組との問題が勃発したことで、ニューハーフでありながらも事務所に乗り込み結果的には父の残した事務所を引き継ぐことを了承します。
この間には父の事務所に所属していた貴重な人材の命を失ってしまうことがあったものの、その弔いをするという感覚だけではなく、いつしかこの世界に対して理解を深め遂に堂々とした二代目組長に君臨します。
■二代目はニューハーフ 予告
キャスト紹介
小沢仁志が演じるサオトメ竜は幼い頃には弟と施設に入っていた経歴があります。
一代目組長の若頭として活躍をしており、不遇な人生を送ってきた背景がありながらもしっかりと組のまとめ役を演じます。
ベルが演じる三日月ナナは一代目組長の長男に当たり、父の遺言によってニューハーフでありながらも後にヤクザの世界に入る覚悟をします。
巽一家一代目組長(工藤正也)以下、本田(宮村優)、マコト(山口祥行)、テツヤ(勝矢)などが主要組員になり、それぞれ気が荒い性格や、強面でも親しみやすい人物像など役割が分担されています。
対抗する本城会会長(本宮泰風)の下には、ヤマネ(倉見誠)、会田(HIDE)など複数のキャストが演じており、ニューハーフのお店のマダムなど多彩なキャストで構成されており、施設から生き別れになった弟など充実してます。
その他、キサラギ(中野英雄)、ナギサ(美川憲一)、宮﨑貴久、結城友和、等出演しています。
二代目はニューハーフの見どころ
本来であれば任侠物の作品の場合は、男くささや定番となるこの世界独特の黒い印象が強いものの、この作品では一代目組長が指定した跡継ぎの長男がニューハーフだったことにより、最初は困惑する組員の様子などは他では見られない特徴です。
極道アクションは当然ながら見どころになりますが、この作品の魅力はニューハーフの二代目組長という設定だけではなく、命を犠牲となった組員を含めて最終的にはヒューマンドラマのようなアレンジが加えられていて、泣ける任侠物の作品に仕上がっています。
既に有名な豪華キャストが演じているものの、奇抜過ぎる設定においても笑いはありますが、きちんとした任侠作品に仕上がっていることは珍しい作品になり見どころでみあります。