アウトローズのあらすじ
木本興業若頭補佐である奈良岡は、ライバル組織である槐会九十九一家の総長郡司の抹殺の寸前に捕まってしまいます。
出所したときには、木本興行と九十九一家の間には共存共栄の路線に進んでいました。
彼の居場所はなくなってしまい、組から必要とされなくなり完全に「アウトロー」となる奈良岡。
ただ、唯一の弟分であるツトムと刑務所で知り合った亀田と一緒にシノギ仕事を始めていきます。
しかし、そのシマは九十九一家が仕切っていました。
新たな火種になりそうななか、木本興行、九十九一家、そして奈良岡の3者間の間で戦争が起きそうになっていきます。
奈良岡包囲網が徐々に築かれていくなか、奈良岡の運命はどのようになっていくのでしょうか。
■アウトローズ 予告
https://youtu.be/rsAuLxH19pg
キャスト紹介
主演を務めたのは木村一八、大阪出身の俳優で今はフリーですが元所属は吉本興業です。
父親に伝説的な漫才師の故・横山やすしを持つことでも知られています。
彼が組を弾かれて、徐々に本物のアウトローへとなっていく奈良岡を演じています。
共演には弟分のツトムを演じる城明男がいます。
同じく大阪出身の俳優で、数々のVシネマや任侠系映画に出演しているバイプレイヤーです。
2017年には名監督ジョン・ウーの「マンハント」にも出演しました。
特別出演にはお笑い芸人サンドウィッチマンの二人、富澤たけしと伊達みきお。
その他、竹内力、小沢仁志、波岡一喜、本宮泰風、山口祥行、岡崎二朗、松田優、山本竜二、亜紗美、等出演しています。
アウトローズの見どころ
人気お笑い芸人のサンドウィッチマンの伊達みきおと富澤たけしが出演し、主演も木村一八が務めることからも分かる通り、Vシネマとしてはかなりのコメディタッチの演出が魅力の映画です。
軽妙でノリが軽く、物語ははっきりとしているので気軽に観られるでしょう。
アクション描写は満載です。
二人の男の体同士がぶつかり合う殴り合いはもちろんのこと、銃撃シーンも豊富にあります。
Vシネマらしくお色気シーンが随所に挟まれることもポイント。
このように物語の前半から中盤にかけては、これぞVシネマというシーンの連続で楽しく観られますが、後半は徐々に奈良岡が追い詰められていき緊迫感や悲壮感が高まっていくでしょう。
そして物語のラストはかなりのビターエンドです。