【Vシネマ・一般作】日本の歴史を変えた伝説の男の半生を赤裸々に描く問題作「実録・最後の総会屋」

実録・最後の総会屋のあらすじ

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大原龍士は野球賭博で多額の借金を抱えてします。
それから、夜逃げ同然で故郷を飛び出してしまいました。
そして、その際に故郷から東京へ上京して来ましたが、もともと根っからの賭博好きが抜けきれないことから、働き先であったお金にまで手を出してしまいます。

そのような時に、大原龍士は知り合いのバーのマスターの井沢から、総会屋にならないかともちかけられて借金を返すためにその業界の修行を始めます。
しかし、企業にお金を要求するだけという総会屋の方針自体に疑問を感じて、真の総会屋の道を模索し始めるというお話です。
この映画は、実在した最後の大物総会屋と言われた半生を赤裸々に描いた作品です。

キャスト紹介

実録・最後の総会屋は竹内力主演の映画です。
竹内力は、元銀行員で俳優・タレント・歌手・映画プロデューサーであり、誰もが知る「難波金融伝・ミナミの帝王」などVシネマで多くのヒット作に出演しています。
演技で見せる強面は迫力があり、存在感を放ち人気があります。

竹内力(大原龍士 役)
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他のキャストは、不破万作であり、風貌からヤクザ役や悪役が多く、代表作は「マルサの女2」であり、数々の映画やドラマに出演しているベテラン俳優です。

不破万作
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また、本田博太郎は、蜷川幸雄演出の舞台である「近松心中物語」「ロミオとジュリエット」で1979年ゴールデンアロー演劇部門新人賞を受賞しています。
そして、大河ドラマ「龍馬伝」などの時代劇への出演も多く、熟練した演技は見物です。

本田博太郎
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その他、しいなまお唐渡亮、等出演しています。

しいなまお
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唐渡亮
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実録・最後の総会屋の見どころ

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総会屋とは、上場会社の株式を取得し、その会社に対して、金銭などの利益を要求して要求がとおらなければ、株主総会で威圧的な発言をして、妨害したりする者をいいます。
多くの上場会社では、かつてこのような者によって株主総会を荒らされることを危惧して、利益を供与して社会問題になっていました。
昭和56年の商法改正でこのような者への対策として、120条が設けられ利益供与の禁止規定が設定されました。
現在では、当時に比べて利益供与規制が厳格化し、総会屋が大幅に減少していますが、毎年株主総会の時期になると、会社や警察などは総会屋に警戒をしています。
このような総会屋対策の法制度や時代背景にも着目してみると、とても興味深いです。

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