任侠哀歌のあらすじ
主人公の黒崎剣は西城ファンド役員である黒崎広志の息子で、安藤辰也と花巻大助という友人たちとともに荒れた日々を過ごしていました。
しかしある日、貴龍会というヤクザ組織の系列下にある佐川組と川島組のいざこざに巻き込まれてしまいます。
その結果安藤と花巻たちも佐川組に捕まってしまい、3人はリンチを受けてしまうのでした。
リンチは次第にエスカレートし、やがて殺されそうになったものの、そこへ広志が現れて3人は何とか命拾いをします。
広志に諭された事もあり、3人は更生を誓いますが、後日とんでもない出来事が起こりました。
何と剣が友人の安藤が川島組の三木谷に殺されかけている現場に遭遇し、彼を止めようとして撃ってしまったのです。
任侠哀歌 予告
https://youtu.be/e5oGyJn3xxU
キャスト紹介
キャストは主演の波岡一喜をはじめ、本宮泰風や赤井英和、鶴田さやか、小沢和義と小西博之、そして菅田俊に岡崎二朗、渡辺裕之、北代高士、伊阪達也、が挙げられます。
主演の波岡一喜は大阪府出身の俳優で、出演した作品は映画「ドロップ」や「十三人の資格」、ドラマ「遺留捜査」シリーズに「ちりとてちん」が有名どころです。
本宮泰風は東京都出身の俳優であり、テレビドラマ「仮面ライダー剣」では伊坂という古典的な悪役を演じています。
「ネオVシネ四天王」と呼ばれていますが、Vシネマ以外にも様々な映画やドラマに出演している俳優です。
赤井英和は俳優に転身した元プロボクサーで、タレントとしても活動しています。そのためバラエティ番組に出演した経歴もありますが、CM出演も数多いです。
任侠哀歌の見どころ
見どころは、主人公の黒崎剣とその父親の広志です。
若さゆえに荒れている剣は同じく不良である友人たちと破天荒な生活を送るまでは良かったですが、組織同士の抗争に巻き込まれていき、その果てに父親を失います。
その喪失は大きく、剣は父親の墓前で復讐を誓いますが、父親の広志がしっかりしていた登場人物だったからこそ強く共感できるシーンです。
剣がますます輝いていくのは続編以降ですが、「任侠哀歌」の時点でもその言動がどのような展開をもたらすのか見過ごせません。
他にも風格ある組織の幹部や暴力も辞さない刑事など魅力的な登場人物たちがいるおかげで、物語が面白くなっています。
基本的に復讐劇の行方が気になるところですが、他にも気になるところがあり、それらがどうなっていくかも気がかりであり見どころです。