BAD女のあらすじ
大盗賊の浜島は大江戸で知らぬ人がいないほどの大盗賊でした。
この映画の舞台はそれから長い時間が経過した現代です。
浜島の末裔として生きるユキもまた盗賊を職業としています。
そのポテンシャルは先祖譲りですさまじく、しかも父親からすべてを教え込まれてきました。
しかしユキに一つの夢が芽生えてしまいます。
それは盗賊ではなく、普通の女性として生きていきたいというものです。
その想いが強くなりすぎて、とうとう家から出ることになりました。
もちろん父親が黙っているわけでもなく、物語は急展開を見せます。
マフィアたちの取引現場を襲わせるという難易度の高いミッションを与えるのです。
自分の信じる道をいくために、ユキは断固たる決意でこれに望みます。
■BAD女 予告
キャスト紹介
主演のユキを演じるのは逢沢りなです。
随所で彼女の気持ちのこもった演技が光っています。
虎牙光揮もいい味を出していて、物語に緩急をつける脇役として存在感が大きいです。
恒吉梨絵も主要キャストの一人で、独特の雰囲気によって視聴者にインパクトを与えました。
Kojiや渡部龍平もシーンに合わせて巧みな演技を披露し、比佐一成も彼だからこそ可能な熱演を見せてくれます。
その他、前田耕陽、伊藤花菜、等出演しています。
監督と脚本を務めた山鹿孝起は、これまでに任侠ものをいくつも手掛けています。
どちらか言うと男性のテイストの強い作品が多かったので、BAD女は異色といっても良い位置づけとなっています。
同じく脚本を務めた宮川湊も度ジャンルを得意としていて、まさに鉄壁といえる布陣です。
BAD女の見どころ
タイトルのBADの意味を考えながら見ると面白いです。
主人公のユキは劇中で運命に弄ばれてしまいます。
彼女は決して弱い人間ではありませんが、それでも大切な人を失う恐怖は大きいものです。
信じていたものが本当ではなかったという衝撃が、彼女とともに視聴者に衝撃を与えます。
終盤でユキが相手を手にかけようとするシーンは必見です。
その後の展開で真実を悟る彼女に感情移入する視聴者も多いでしょう。
序盤に妹を理由として説得され、納得してしまうユキにも人間味のあふれる魅力があります。
このように彼女の様々な面がうかがえることも魅力の一つです。
もちろんアクションシーンの完成度も高く、スタイリッシュな格闘も特筆すべきポイントとなっています。