荒ぶる魂の華のあらすじ
稲穂の無頼~哀しき相克~は、任侠の裏の世界を描いています。
蒼龍組上州吉村一家の幹部の主人公国仲忠は、総長・丹波武成の元で、若いころから修行を積んで国定忠治の再来といわれるまでになります。
大使館を使っての拳銃の密輸などをおこない次々にシノギを成功させていき、組に莫大な利益をもたらすことに成功します。
着々と組み内で地位を確立していき、国仲の圧倒的な見せつけられた総長の息子である武士は、自分の地位に危機感を抱くようになります。
その後組の後継ぎ問題が浮き彫りになった一家は修羅場と化します。
盃で結ばれた子と血の繋がりがある実の息子の関係において、哀しくも避けて通ることができない戦いが始まります。
■荒ぶる魂の華 予告
キャスト紹介
主人公の国仲忠を演じているのはテレビドラマにも映画にもたくさん出演している実力は俳優である遠藤憲一になります。
この映画でも存在感がある演技で、見るものを魅了しています。
総長、丹波武成を演じているのは伊吹剛になります。
誰もが認める演技派俳優で、あらゆる役柄を扮することができる俳優です。
主人公演じる遠藤憲一と争うことになる総長の息子の武士を演じるのは、倉見誠になります。
その他、加納竜、四方堂亘、永倉大輔、中倉健太郎、松田優、曽根悠多、大門正明、村野武範、小野寺昭、などベテラン俳優から若手俳優まで人気俳優陣が脇を固めています。
監督は多くの任侠映画の作品を作っている金澤克次になり、脚本は鈴木修になります。
荒ぶる魂の華の見どころ
見どころは何といっても国仲と総長の息子である武士との争いです。
手段を選ばずに組にシノギを納める国仲のやり方に、納得がいかない武士と国仲の関係がどうなっていくのか目が離せない内容になっています。
国仲の総長に対する忠誠心なども見ものになり、任侠の世界観がうまく描かれている作品です。
盃で結ばれた義理の親子と血の繋がりのある実の息子の親子関係からなる歪みが上手く表現されています。
跡目問題は一体どうなっていくのか任侠映画ファンのみならず楽しめる内容です。
国仲を演じる遠藤憲一の演技は見ものになり、穏やかに話しながらもたまに魅せる眼光の鋭さや強い口調など、任侠で生きる男の世界の作品をより一層引き立たせています。