疵と掟のあらすじ
立花組組長の立花修治は、大学卒でありながらヤクザになったその世界では変わり者の存在です。
大学に入学したものの自分自身の将来に納得できずに愚連隊となり荒れていた頃、安斉組の組長である安斉尊と出会い、男として憧れてから組長の下で働き、1つの組を任されるほどになりました。
物語はその安斉組のシマで麻薬の取引が行われていたことが発覚し、その張本人が敵対する大鶴一家のチンピラであったことから、大鶴一家との火種になります。
しかし簡単に勝てる相手ではなく、ともすれば逆に自分たちがやられてしまうほどの力を持つ大鶴一家との争いを行うべきか、組内部でもその意見が分かれていました。
ちょうどその時に13年の刑期を終えて組長の安斉が出所し、さらに抗争が激しさを増すことになります。
疵と掟 予告
https://youtu.be/oK4nshUcXME
キャスト紹介
主役の立花にはVシネマで活躍中の波岡一喜が抜擢され、いわゆるインテリヤクザを講演しています。
またその立花が男として惚れ込んだ相手である安斉組長には岩城滉一、敵対する大鶴一家の組長には永島敏行と行ったベテラン勢が満を持して参戦しており、この2人の演技だけでも非常に見ごたえがあります。
その他、蛍雪次朗、田中隆三、山口祥行といったVシネマには欠かせない面々が登場しています。
さらに大賀太郎、遠藤要、宮本大誠、井田國彦、富家規政、古井榮一などが出演しており、Vシネマならではの迫力のある立ち回りに花を添える迫力のある演技を展開している点も見逃せません。
しかしやはり通常のドラマでも活躍をしている岩城滉一と永島敏行の対決が見ごたえがあります。
疵と掟の見どころ
疵と掟の見所は波岡一喜が演じる立花が様々な抗争を通じてヤクザとして成長をしていく過程を表現しているものであるため、様々なヤクザ同士のしがらみの中で、大学の勉強などとは異なる複雑な人間関係に悩みながらも対応していくところが重要なポイントになっています。
これは現代社会に通じる部分もあり、様々な仕事の関係で相手との状況を十分に考えながら、我慢しなければならないところは我慢することで物事を丸く収めようとする姿に非常によく似ていると考えられるのです。
お互いの縄張り争いや派閥の争いなどは似たような動きも現代の会社の中でも起き得るものであり、そのような視点の中でこれをヤクザ同士の抗争に置き換えてみるのも非常に面白い楽しみ方であると考えます。