RED LIST レッドリストのあらすじ
近未来の日本、政権が変わったことにより新政府は国民を狂わせていました。
大阪市では街を歩く人は皆異様な出で立ちで、正常な人物は絶滅の危機に瀕しており、まさしく野生生物の絶滅危惧種の別名であるレッドリストとして扱われています。
主人公の黒田マサシは母親であるタエコと母子二人暮らしをしていますが、マサシは自室で白石みゆきという女子高生を監禁していました。
監禁されているみゆきはマサシの中では兄と呼ぶ可愛らしい妹という設定であり、妹がマサシに話してくる妄想を見ています。
一方で行方不明となっているみゆきを探している高校教師は作中に出てくる3軒の家がおかしいと踏み、みゆきの両親に3軒の家があやしいと告げ、みゆきの父がそれぞれの家に訪問しストーリーが進んでいきます。
RED LIST レッドリスト 予告
https://youtu.be/fUtc-Vrxejc
キャスト紹介
主人公の黒田マサシを演じているのは俳優の山崎遊で、石原貴洋監督の「レッドリスト」で主演を飾り、以降も同監督の「レッドカプセル」にも出演している演技派俳優です。
長編映画では金本真吾監督の「ドスえもん」や、鬼村悠希監督の「日本は素晴らしい国」をはじめ短編映画やドラマ、舞台で勢力的に活動しています。
女子高生みゆきは、大川由香が出演しており中島貞夫監修、立命館大学制作映画「見えない繋がり」で主役を演じ、2014年にはTheOSAKA48HourFilmProject2014で助演女優賞を受賞し、女優業以外にもシンガーソングライターとしても活躍中の女優です。
その他、宮崎真鈴、西村裕慶、田中しげこ、海道力也、正木健久、岩下僚馬、門谷正理、網本典子など出演しています。
RED LIST レッドリストの見どころ
作品のパッケージには下着姿の女性が写っているため、Vシネマによくあるセクシー描写の多い作品をイメージする方も多いです。
この作品は登場人物が誰かしらおかしなところがあり、世界観も非常に練り込まれたホラー・サスペンス映画となっています。
前編を通してモノクロ映像となっていることも世界観の没入に一役買っています。
近未来の多くの国民が発狂し、正常な人が限りなく少なくなっている日本という設定は、現代の平和で正義を正しいと感じる倫理観の強い人が多い日本との違いに、一種のファンタジーでありながら未来の日本の姿になるかもしれないという恐怖を感じさせます。
登場人物の多くがおかしくなっているのに、自分は正常だと信じてやまない感覚は非常に恐ろしく、どの演者も演技が迫真で非常に見ごたえがある作品となっています。