鳳のあらすじ
櫻木組の若頭代行を務めている鳳一輝は、シマの利権を巡って対立する仲の十河組を手打ちをする為に、あえて自ら破門を受け入れるのでした。
十河組のバックには全国組織の天地会が存在していることから、この決断は組の安泰を案じた結果の判断です。
ところが鳳の想いは虚しくも、天地会十人衆も動き出す総攻撃により、櫻木組が壊滅する形となりました。
鳳が駆けつけた頃にはもう櫻木邸は焼け落ちており、見るも無惨な状態になっていました。
炎の中から不死鳥の如く立ち上がり、組を潰した巨大な組織に挑む、鳳一輝の物語がここから始まります。
それは修羅の道であり仁義のない熾烈な戦いですが、果たして鳳の運命やいかに、展開と結末が気になります。
■鳳 予告
キャスト紹介
櫻木組の若頭代行役の鳳一輝を務めるのは、Vシネマ界の顔ともいえるレジェンドの小沢仁志です。
また寺田農に江原シュウ、森羅万象といった顔ぶれが物語に深みを持たせています。
Kojiや鈴木隆二郎、大西武志に森永健司と、誠直也や小沢和義、三浦浩一とそうそうたる俳優陣です。
過去の実績から期待値が高まる顔ぶれですから、Vシネマ鳳は約束されたも同然の作品だといえます。
顔良し演技良し気迫やアクションの技術も揃っている面々なので、期待値が高まる一方なのも頷けます。
脚本も兼任する監督や辻裕之、原作者は漫画原作者でアニメや特撮、小説なども手掛けている神尾龍です。
キャストの技術が引き出される脚本ですから、俳優陣のぶつかり合いが楽しめます。
鳳の見どころ
見どころは鳳一輝の櫻木組への想いや破門を受け入れる覚悟、十河組の思惑に全国組織天地会が登場する驚きなど盛りだくさんです。
組を想って取った鳳の行動が意味を成さなくなったり、そこから天地会十人衆が動き出す展開、櫻木組が壊滅する総攻撃も目が離せないです。
櫻木邸が焼け落ちているシーンはグッと胸にくるものがあり、鳳の心情を考えると様々な感情が込み上げたり、気持ちが重なり合って作品に没頭してしまうでしょう。
敵が惚れて寝返る展開や骨太のアクション、洗練されていて格好良いセリフも聴き逃がせないです。
シリーズとしてはここから物語が始まるわけですが、Vシネマ鳳はまさに期待されるだけの作品に仕上がっているといえるでしょう。