半端のあらすじ
40年間ヤクザとして生きてきた山城組の佐伯博司が、半端な人生を歩んできた極道生活から足を洗おうと考えるところから始まります。
しかし博司が乗り込んだ川原組との間で揉め事が起こってしまい、40年前からの悪友で同じ山城組の菅原進一と共に解決しようと画策します。
その最中、博司の子分の直道が鉄砲玉に殺されてしまうのでした。
山城組の内部では、本木が怪しい動きを見せています。
そして博司の前には、元山城組の組員で40年前にヤクザになるきっかけを作った、古田が現れるのでした。
なぜ抗争が起こることになったのか、古田の出現によって少しずつ真実が明らかになっていく。
半端 予告
https://youtu.be/IeAeoWCoB_g
キャスト紹介
主役で山城組の佐伯博司を演じるのは、役になりきる演技力に定評がある田口トモロヲです。
同じく山城組で40年来の悪友、菅原進一役を務めるのは斎藤歩です。
博司の子分直道役には清水優、怪しい行動を取る本木役には柳憂怜がそれぞれ配役されています。
博司の前に現れる元山城組組員の古田は布施博で、他にも佐藤誓や小林優斗、太田順子に榊原広己、小林竜樹や山口祥行といった顔ぶれです。
更に阿部亮平や清水紘治もいますから、主役だけでなく脇役も十分に存在感があります。
スタッフはいまおかしんじと佐藤稔のコンビなので、Vシネマの半端は筋書きも映像や演出も完成度の高さに期待できます。
田口トモロヲ目当てでも楽しめますが、他のキャストも魅力的ですから、いつの間にか他の俳優も気になる作品だといえるでしょう。
半端の見どころ
見どころは、田口トモロヲ演じる熟練のヤクザ佐伯博司が半端な極道人生にけじめをつけようとするものの、それを許さないかのように動く物語です。
それから抗争を止めようと共に行動する菅原進一の存在や、裏で暗躍する本木の動きも要注目です。
また、抗争の真実を知る古田の存在もまた、物語に広がりや深みを持たせているので目が離せないでしょう。
銃を構えて引き金を引くシーンは圧巻ですし、カメラワークも相まって見どころ満載です。
田口トモロヲが醸し出す人間味のあるオーラも「半端」の魅力で、激しい刺激感だけでなく作品を覆う雰囲気の良さも味わえます。
ストーリー展開は王道ともいえる安定感ですから、最後まで安心して見ることができるでしょう。