仁義なきやくざのあらすじ
東日本1都1道12県を総括し、ヤクザ組織を一本化した連合体・松若組でしたが、その執行部は自分たちの利益のために暴走し、腐敗しきっていました。
それをよろしくなく思っていた松若組の若頭・辰巳会の会長・林は、辰巳会若頭の台道と一緒に、松若組の再建に乗り出すことになります。
しかしその様子を苦々しく思っていたのが、実は松若組の舎弟頭・山崎組でした。
9年の服役を終えて、出所した山崎組幹部・柳は、かつての兄弟分である台道と敵対関係になり、お互いの仁義をかけて、激しくぶつかり合うことになります。
仁義なきやくざ 予告
https://youtu.be/rdqHDMMcUnI
キャスト紹介
キャストには、松若組の若頭・辰巳会の会長・林に小沢和義、辰巳会若頭・台道に波岡一喜、山崎組幹部の柳を高岡奏輔が演じています。
波岡一喜と高岡奏輔が血気盛んなヤクザを演じており、波岡一喜が鋭さを感じさせる名演で魅せてくれます。
林を演じる小沢和義は、Vシネマになくてはならない存在であり、俳優の小沢仁志は実兄にあたります。
脇を固めるのは、舘昌美・中澤達也・赤間直哉・井田國彦・野口雅弘・諏訪太朗・石山雄大など、いずれ劣らぬ実力派ばかりです。
監督は山鹿孝起(やまがこうき)で、この人もVシネマ界にはなくてはならない存在です。
脚本は、松平章全(まつだいらしょうぜん)で、本宮奏風主演の「キングダム」シリーズでもおなじみです。
仁義なきやくざの見どころ
最後までテンポよく展開する1時間21分で、あっという間に見終わってしまうスピード感です。
古き良き任侠映画をこよなく愛する人にはうってつけの作品であり、迫力のある映像も見ごたえ抜群です。
仁義なきヤクザの世界、暗殺・報復・裏切りと続々とストーリーが進んでいきます。
実際に関西出身である波岡一喜の関西弁は小気味よく、同期のライバルであるヤクザを、高岡奏輔が熱演しています。
今は惜しくも芸能界を引退してしまった、高岡奏輔の静かな狂気の演技が見られるという意味でも貴重な作品です。
林役の小沢和義と台道役の波岡一喜の絆の強さにもグッとくるところがあるでしょう。
「仁義なきやくざ2」と合わせてみることをおすすめします。