首領がゆくのあらすじ
舞台は昭和35年、日本国内ではベビーブームとなり人口が急増していた時代です。
この年の春に大志を抱き一人東京にやって来た一輝は、街中で揉め事に巻き込まれこのとき生来の男気が認められたことで浅草川一家の世話になることになりました。
この映画はVシネマの中でも任侠を描く物語、出演する役者はVシネマの任侠映画の中でたびたび登場する人物ばかり、ただ映画ごとにそれぞれの役者はその役になり切り、役割をしっかり果たしているためそれぞれ違った楽しみ方があるのが特徴です。
契りをわけた兄弟分の慶次郎と一輝は共に少しずつ頭角を現し、その後真虎会・真田虎三会長の世話係りとして男を上げていきます。
そんな最中侠敵となる明聖会の三次団体舟木組との抗争が本格化するなどのストーリー展開になる、任侠映画の見所へと入ります。
首領がゆく 予告
https://youtu.be/iGrdqy4zbMg
キャスト紹介
舞台は桜がとてもきれいな春、大志を抱き東京に訪れたのは任侠映画でもおなじみの哀川翔。
「首領がゆく」を観た人の多くが一輝役の哀川翔は渋くて良い、格好が良いなどの評価をしており役どころにしっかりマッチしていることがわかるのではないでしょうか。
一輝と兄弟分の慶次郎の役をつとめるのは木村一八、こちらも任侠映画の定番な役者といっても過言ではないキャストです。
他にも、ラストシーンで良いところを持っていくなどの評価をしている人が多い中野英雄、他にも金山一彦、伊吹吾郎、川地民夫、寺島進(特別出演)、小沢仁志(特別出演)、誠直也、加納竜、岡崎礼、岡崎二朗、などが出演しているため、これらのファンの人々からの人気を集めてVシネマに仕上がっています。
なお、監督は辻裕之で脚本は室田憲昭、おなじみのキャストが勢揃えしている作品です。
首領がゆくの見どころ
「首領がゆく」は任侠映画ですから男気を感じさせてくれるシーンすべてが見所となりますが、中でも哀川翔の相手を睨む目つきは見所の一つといっても過言ではありません。
バラエティーでもたびたび登場することが多い哀川翔ではあるけれど、バラエティー番組に出演しているときとは全く別人、任侠の世界に生きる男といった印象を与えてくれます。
中盤に入ると、緊迫したアクションシーンが展開され手に汗握る見ごたえある演出、侠敵とされる明聖会三次団体の舟木組との抗争シーンは目を離すことができない見ごたえある場面、ラストを飾る中野英雄のシーンはさすがといわせてくれる印象を与えます。
これと同時にさすがといえるのが監督の演出、元々Vシネマの任侠映画を数多く撮影しているだけあって細かな部分まで見せてくれます。