新・日本の首領のあらすじ
1983年、大阪にあるヤクザ辰野会の若頭で藤木組の組長である一徹は、妻を安西組の組員に殺害されます。
一徹の息子の吾郎が安西組の組長を殺害し、安西組は解散しました。
一徹は辰野会の二代目を襲名し、吾郎は藤木組の二代目となります。
吾郎が三島組の縄張りを荒らし、その仕返しに藤木組の組員が殺されます。
吾郎は京都に攻め込もうとしますが、一徹は和解に持ち込もうと上村組組長の上村修を広島に派遣して峠会会長に仲裁してもらおうとします。
上村修 役の松方弘樹のプロフィール
松方弘樹は日本を代表する俳優で、任侠映画には欠かせない存在でした。
父は同じく時代劇俳優の近衛十四郎で、母親も女優の水谷八重子という芸能一家に生まれています。
松方弘樹は時代劇や任侠映画を中心に数多くの作品に出演しており、代表作にはテレビ朝日系列で放送された時代劇「名奉行遠山の金さん」があります。
江戸時代に実在した名奉行を描いたテレビドラマで、身分を隠して江戸の街に起こる事件を次々と解決していく姿を描いています。
1974年には降板した俳優のあとを引き継ぐ形で、大河ドラマ「勝海舟」で主演を務めました。
その後、松方弘樹はバラエティ番組等にも出演するようにもなっています。
そして2017年に脳リンパ腫を患い74歳で他界しました。
キャスト紹介
主人公の上村修は、俳優の松方弘樹が演じています。
上村は辰野会直参上村組の組長です。
辰野会の二代目は藤木一徹で、俳優の宍戸錠が務めています。
最初は辰野会の若頭で藤木組の組長をしていました。
宍戸錠は任侠映画にもよく登場していますが、「食いしん坊!万才」のレポーターを務めていたことでも有名です。
藤木一徹の息子である藤木吾郎は、俳優の本宮泰風が演じています。
安西組の組長を殺害した時は未成年でしたが、その後藤木組の二代目組長に就任しました。
本宮泰風の妻はタレントの松本明子で、実兄は原田龍二という芸能一家の一員です。
広島の峠会会長である生田源之助は、演技派俳優として知られる津川雅彦が演じました。
一徹が沖名組との仲裁を依頼した人物です。
新・日本の首領の見どころ
「新・日本の首領」の見どころは、何といってもヤクザ同士の熾烈な抗争にあります。
男のカッコ良さが存分に味わえる作品で、松方弘樹や宍戸錠、津川雅彦といったベテラン俳優の演技につい引き込まれてしまいます。
任侠映画のスターたちが続々と登場し、惚れ惚れとしてしまうでしょう。
特に主演の松方弘樹の演技には、男の色気や渋さも詰まっています。
映画を全て見終わった後には、こういう男になりたいと思う事間違いありません。