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極道拳のあらすじ
元プロボクサーの成瀬紀一は、現在は極道となり三途会を仕切る立場となっていました。
そのようなある日に喧嘩に負け這いつくばっていた少年を見つけることになります。
この少年が真田誠といい、誠に喧嘩が強くなりたいと懇願された紀一は、彼にボクシングの手ほどきを始めることになりました。
元は誠の喧嘩に強くなりたいと言う思いに付き合っている気持ちだったのですが、誠が徐々に上達するにつれ、紀一は自分が果たすことができなかったチャンピオンの夢を誠に託すようになります。
しかしそんな最中、三途会と敵対している黄燐会が、怪しい動きを見せはじめ、成瀬の舎弟のノボルが殺されたことから、その争いは思わぬ方向へと展開していきます。
キャスト紹介
主役の成瀬紀一にスクールウォーズなどで人気の高い山下真司、ボクシングを紀一から習う少年に松下一矢、その他に片桐竜次や山本昌平、長倉大介、織本順吉などの豪華俳優陣が集結しています。
また、石野陽子が誠の母親役を熱演しており、通常のテレビドラマなどとは異なる一面を見せているのも特徴です。
極道ものではありますが演技力の高いキャスト陣が集結しており、人間ドラマとしても非常に見所の多い作品となっているのがポイントで、山下真司の独特の演技や石野陽子の温かみのある芝居が殺伐としたストーリーに違った一面を添えている点が見所です。
極道拳の見どころ
元プロボクサーの極道の親分と、喧嘩に負けた悔しさを晴らそうとする少年との出会いがこのドラマの始まりですが、元プロボクサーの極道の親分が少年のひたむきさにやがて自分の夢を描けるようになります。
そんな中で自分の舎弟が敵対するヤクザに殺されてしまうと言う悲劇があり、元プロボクサーの極道の親分は本来の現在の自分の本分を取り戻すことになるストーリーです。
少年に夢を託す姿は自分がボクシングでチャンピオンになることを夢見た時期と重なり、現在の極道の世界とはかけ離れた非常に安らぎのある時間となっていたのですが、これを現実に引き戻すような悲惨な事件をきっかけに、やがてその本分を取り戻さなければいけないと言う非常に悲しいストーリーになっています。